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民事責任
インターネット上で誹謗中傷を行い他人の権利を侵害した場合には,民事上,不法行為が成立し,被害者に対して損害賠償を支払う義務を負うことになります。
例えば,転職サイトに掲載されている会社に対して,「どれだけ残業しても一切残業代を支払ってくれない」などと名誉を毀損する内容の投稿をした場合には,名誉毀損に該当するとして損害賠償義務を負うことがあります。
また,リベンジポルノをネット上にアップした場合などには,プライバシー権の侵害を理由に損害賠償義務を負うことがあります。
民事上の不法行為責任を負う根拠としては,名誉毀損,プライシー権侵害,肖像権侵害,脅迫や侮辱といったものが考えられます。
刑事責任
インターネット上で誹謗中傷を行い他人の権利を侵害した場合には,民事上の不法行為責任として損害賠償義務を負うだけでなく,場合によっては刑事責任を追及されることもあります。
他人の名誉を毀損する投稿を行った場合には,名誉毀損罪が成立することになりますし,リベンジポルノをネット上にアップした場合には,リベンジポルノ法(私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律)違反の罪が成立することになります。
その他にも,記事の内容によって,侮辱罪,脅迫罪,業務妨害罪などが成立することも考えられます。
弁護士に依頼するメリット
あなたがインターネット上に他人を誹謗中傷する記事や名誉毀損にあたるような記事を掲載した場合,上記のとおり,あなたは記事の対象となった相手から民事上の損害賠償請求を受けるおそれがあります。
また,場合によっては,名誉毀損罪などで告訴をされて刑事責任を追及されるおそれもあります。
これらの事態に適切に対処するためには,掲載した記事の内容を法的に検討し,状況に応じて行動しなければなりません。
当事務所の弁護士は,ネット上の記事に関する事件が集中している東京において数多くの事件を処理してきた実績がありますので,一人で悩まずに,当事務所にお気軽にご相談ください。